私の専属王子は金髪君
プロローグ
寒くなった冬の夜。


薄暗くなった帰り道。


塾帰りの私は交通量の多い
歩道を歩いていた。


すると突然目の前が光に包まれて


―――ドンッ


鈍い音と身体中に伝わる痛み。


「凛!?凛!!!」


必死に私を呼ぶ声が聞こえて、
でも声は出なくて。


助けて…


そう、誰かの名前と顔が浮かんだ所で
私の記憶は途切れた。
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