恋愛イデアル。
インカの黄金。
・インカの黄金。

「そ。インカ帝国だ」

と長月遥。

リンネがいう。

「南米の文明の一つだな。
たしかスペイン人の入植者によって絶滅した」
「そ。
で、今やインカ帝国の遺跡はビル・ゲイツが来たり、観光業ともなっている」と長月遥。

イデアルが小さな図書室で、首を傾げた。


イデアル「人々の文明はどこに行くのだろうな?」
リンネ「それを言うならVRも」
長月遥「それを言うなら、小説も結局究極的なVRなんじゃない?」

秋空が冬に変わる。
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