恋愛イデアル。
地層。
七月二十四日、梅雨明け。

イデアルはサンドイッチを食べる。
教室で。補講(ほこう)だ。
チーズとハム、キュウリにマヨネーズだ。

「でモデル植物が必要なんですよ」と長月遥。イデアルと席が近い。
「小説も模倣だしな」とリンネが長月遥にいう。

続けて。

「しかし、地球そのものが一つの答えだと思う」

イデアルはトンネルを思い出した。
隣接する地域に掘られていた素掘りのトンネル。友人の家族が運転する車。

その露出した地層(ちそう)だ。

イデアルはその恐ろしさに怯えたのだった・・・。子供の頃か。

たわむれなるかな。
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