[短]僕のブラック彼女


あの男は凪を狙ってる

たぶん、本気だ。

あの仲睦まじい光景が何度も行き来する

「夏八木くん?」
「あ、ごめん。ボーッとしてた」
「講義受ける?」
「いや、今日は帰ろうかと」
「じゃあ、ちょっと寄り道していかない?」

僕は迷ってた。

また女の子と一緒にいるところを見られたら、、、

いや、でも、凪だって、他の男と楽しげに話してた

僕に気付きもしないで

悶々と一人で悩んでも、解決の糸口が見つかるわけでもない。

それならば、気晴らしも必要だ

「いいよ。」


そう答えた
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