【短編】私に触れないで。
笑っていて欲しくて

寿命


私の体に異常があることに気がついたのは母だった。

その頃、母の指先は私に長い時間触れると凍ってしまうようになっていた。

呪い……

私は呪われた子だった。

しかし、両親はそんな私でも愛してくれていた。

私も両親が大好きだった。
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