君の言葉は私を刺す
私とすずかは軽音部に入って、私とすずかともう一人の女の子星那(せな)の3人でバンドを組んでいる。




星那はのほほんとしていて、おっとり系なんだけど、勉強は出来るし、周りにも優しい。




でも、怒ると誰より怖い。




私が前に星那のゼリー食べた時は2日間も喧嘩した。




立場的には、私がリーダー兼ボーカル、ギターと作詞作曲。




すずかがボーカル兼ギター、作詞。




星那がボーカル兼ドラム、作曲。




歌はみんな声のトーンが違うことを逆に生かしてみんなでやっている。




軽音部は私たちの他にも3つグループがある。




仲間であり、ライバルだ。




さて、今日も作詞作曲からするかー。




始業式の間も私は髪に歌詞を書いたり、スマホのメモに歌詞書いたりして過ごした。



放課後になって、みんな部活にそれぞれ移動した。




「冬羽ー?いくよーーーー!」




「はーーい。」




私はギターケースを背負って、教室から出る。




「あのね、冬羽が部活に来れない間、沢山歌練習したんだよ!だからね、」




すずかが隣で話している時、




ふと聞こえた声がすごく似ていた。




私は私の横を通った人を振り返って見てみる。




「、、、、、、波人?」




私のこんな小声、聞こえないと思った。




でも、目が合った。



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