幕末の飴
「君大丈夫?良かったら、屯所に来ない?すぐ近くだし夜も遅い」
「お願いします。」

屯所が何かも、今の状況も、この人が何者なのかも分からないけど、もし本当にここが江戸の街なら私はホームレス。
鼻緒を直してくれるくらいだ、きっとこの人は信用していいと思う。

「夏でも夜は少し冷えるよ、これ羽織って。俺の名は左之助」
「ありがとえ。私は華。」

やっぱり優しい人だ。でも掛けてくれたこの服、新撰組の隊服によく似てる。
暗くてよく見えないから間違いかもしれないけど、そんなことはどうでもいいからとにかく「屯所」へ。
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