信じて欲しいよ

寧々パンマン事件!?

『ぐー…ぎゅるぎゅるぎゅる…』
(はぁ…お腹空いたぁ…
何でよりによってお財布を忘れるかなぁ…
購買でお昼買うのが私の日常なのにぃ~!
友達の少ない私の話し相手の購買のおばちゃんに合う口実無くしちゃったじゃん!
いや、それもだけど、やっぱりおばちゃんの料理食べたいよおぉ~!
お腹が空いて力が出ない…)
『はぁ…寧々パンマン新しい顔よっ!て、誰か来ないかなぁ…』
そう思う位にエネルギーが足りなかった。
腹が減っては勉強出来ぬ!
無理いぃ~…
『そんな事言っても新しい顔を投げつけてくれる成コ(ナルコ)さんも、新しい顔作ってくれる(ナル)おじさんも出てこないからな?』
『え?』
自分の机に突っ伏していた私の目の前にはいつの間にか成君が居た。
『でも、今日は何か誰かに奢りたい気分だから奢られろ』
ほら、又優しい発言だよこれ。
『でも、そんな、お金…『ぐー…ぎゅるぎゅるぎゅる…』
『あ…』
急に鳴ったお腹につい、顔が赤くなってしまう。
(うぅ…恥ずかしい…)
『ぷっ!…お腹は正直だな…
購買でパン買ってくるから待ってろ
寧々パンマンさん?』
こんな風にからかうようにして笑われているというのに…
何故か、その幼い笑顔に見とれてしまう。
『なんだよ?人の顔じっと見て
そんなに早く買ってきて欲しいのかよ?
食欲大勢だな
待ってろ直ぐ買ってきてやるから』
そう言って成君は購買の方へと走って行ったのだった。
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