君からのヘッドフォン
「みちる」

「あ、和穂くんっ!」


言っている側から音楽室の入り口から顔を覗かせる和穂くん。

タイミングがよろしいもんで。


「和穂くん、おつかれ!」

「ん、ありがと。帰ろ?」

「うんっ」

みっちゃんは嬉しそうに広げた楽譜を片付け始める。


「栞帆ちゃんもありがと。みちるのこと見ててくれて」

「いーえ、みっちゃん可愛いから」

「そんな栞帆ちゃんには、こいつを貸しますっ!」


と、そう言って出てきたのは、松下くん。

まぁ…だろうね。

和穂くんについてくるのは松下くんくらいだし。
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