ひだまりの詩


そんなたわいもない話をしていると

俺のPHSが鳴った。



「重度の喘息発作の患者が運ばれてくる。

呼吸器科の初療室だ。」


呼吸器科の先輩、浅木先生からだった。


「すぐに向かいます!」



PHSを切って走る。


「しっかりぞー!」



高校生の頃からの凌の口癖を

背中に受けながら、

呼吸器科の初療室を目指した。



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