星空の下、キミとの約束。

その日から私たちは、

治療の時間以外を一緒に過ごすことが多くなった。

きっかけは、いつも元気に誘いにきてくれる鈴ちゃんのおかげだったけど。

いつの間にか、自分から病室を出て、

ふたりに会いに行くことも増えていた。


そして私は、そんな日々のなかで、

大翔の、穏やかで落ち着く空気に触れ、


気付けば、

いつだって安心する、居心地の良い大翔の隣が、

大翔の存在が、

大好きになっていた。
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