星空の下、キミとの約束。

「…ほらもうさっさと書くぞ。」


恭弥のひとことでさすがに作業に入った私たち。

でも、しばらくの間は笑いが収まらず、とてもとても苦しんだ。


結局、几帳面な恭弥と綺麗で可愛い字を書く紗南が班構成などを資料にまとめてくれて、私達3人は見守るのみ。


おかげさまで、班のリーダーは私。

押し付けーーと言ったものの、恭弥さんに言いくるめられてしまった。


席は窓際の位置をじゃんけんで勝ち取った。

班長が代表でじゃんけんしたんだけど、めちゃくちゃみんなの目怖くて。

もう、負けたら絶対許さない、ってくらいの目でみんな見てくるから、すっごいプレッシャーだったの。


それで席はじゃんけんでペアを決めて……


菜摘→□ □←恭弥
紗南→□ □←晴樹
綾羽→□


と、いう風に決定。

班内の席替えは自由らしいから、定期的にぐるぐる回そうという話をした。


中学のラストも恭弥だったし、

次の席替えでは時計回りで紗南となれるからいいけど!

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