星空の下、キミとの約束。

#17


1人になって初めて気付いたこと。

窓の外が、もう暗くなり始めていた。


……結果を聞くだけにしては、時間かかってる。

そんなに、なにを言われてるんだろう。

ま、あとでお母さんたちに聞けばいっか。


そう思った私は、飲み物が切れていることに気づき1階の売店に行くことにした。


売店は、1階の待合室のところにある。

私はエレベーターを使って1階へ降りた。


エレベーターのドアが開いたとき、イスに座るお父さんとお母さんの後ろ姿に気付く。


なんだ、もう終わってるんじゃん!


そう思った私は、驚かせようと静かに足音をたてないように近づいた。

あと数歩でたどり着くというとき。

私の心臓は大きな音をたてる。


驚かそうと伸びていた手は脱力したように垂れ下がり、忍び足をしていた足は動かなくなった。


………お母さん、泣いてる……。


え、なんで。

結果、悪かったの?

…そ、そんなはずないよね?

私元気、だし。


私は、現実から目を背けるように、硬直した身体を無理矢理動かす。
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