あの日交わした約束
無事家について、恵美里は家の中に入った。

手招く恵美里に連れられ、護も家の中に入った。

「あら、恵美里おかえりなさい。護さんもいらっしゃい」と相変わらず笑顔で護を歓迎するお母さん。

「お邪魔します」と護は笑う。

「なんか…久しぶりじゃない?」とお母さん、

「先週も来ましたよ?」と笑う護。

「私が、宥さんと付き合うようになったから、気遣って、頻度を下げてくれてるんだと思う」と恵美里が言うと、

「あら、そうなの?」とお母さんは言った。

そこにお父さんが帰ってきて、「ただいま~あ、護くん、いらっしゃい」とお父さんもどこか嬉しそうに言う。

恵美里たちは4人で夕食を食べながら話をした。

恵美里の病院で言われたこと、文化祭のこと、そして将来のことまで。

ホントにたくさん、尽きることない話に皆は笑顔で楽しい時間を過ごした。
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