守護霊


「・・・・?・・こりゃまた・・。
旅人か?」


子供達が走り回る間を縫って、

綺麗な女の子が鳥居をくぐってこっちに向かってくるのが見えた。


この村に住んでる人間は全て把握している。


あの子が他所から来たってのは一目瞭・・・・


「え・・・・!?!?
嘘でしょ・・・玉さん!?!?」


女の子が賽銭箱の前まで来て止まる。

その後ろには・・20年振りに見る兄貴がいた。


・・・って事はこの子は・・・

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