無気力なキミの独占欲が甘々すぎる。



「……ふーん。じゃあ、もうちょっとだけ
冬花のこと抱きしめてから起きる」


「へ……っ、うわっ、ちょっ……!」



あっという間に腕を引かれて、身体が夏向の寝ているベッドに引き込まれた。


ドサッと音がして、簡単に後ろから抱きしめられて身動きが取れない状態になった。



「ち、遅刻するよ…」


「……んー、いーよ遅刻しても」


「わたしはよくないんだけど…」



夏向は甘えるのが本当に上手で、
今だって、わたしの身体に頬をすり寄せてくる仕草がまるで猫みたい。



「どーせなら、このまま腕の中に閉じ込めよーかな」


「そんなこと言わないで離して…」



「ほんとに離してほしいの?」

「っ、遅刻……するから」



「さっきから遅刻の心配ばっかして余裕だね」


「……えっ、ちょっ!!」



後ろからだっていうのに、器用にわたしの制服のブラウスのボタンを1つずつ外していく。

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