欲望の館~ウザい奴らは消えてゆく~
「殺す…?違うよ雁翔。俺がやってるのはあくまで『呪い』と同じようなものだ。仮に警察がこのサイトを見つけたとしても、『ただのくだらない自作自演サイト』と見なして相手にしないだろうね。俺の事心配してくれたならありがとう。」

「ふざけんな!」

音緒の方を見て固まっていた雁翔の手を振りほどき、剣はスマホを操作した。

「お前がそんな奴だとは思わなかった…もう、こうするしか無いよな…」

剣が突きつけた画面を見て、雁翔は言葉を失った。

『【望み】
十六夜 音緒を殺して欲しい。
【決定】』
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