人間消去サイト2

「うぅ・・・・・・う、うぅ。」




何で。




何で私ばっかりこんなことになるの?




蹴られて、叩かれて。





毎日毎日、こんなに苦しい想いをしてるのに。




誰も助けてくれない。





こんな人生ヤダ。




(何で、お母さんはこんなことするんだろ?お母さん・・・・ううん。アイツなんていなくなればいいのに・・・・!!)





許せない!!





「本当にそう思ってる?」




え?誰?




そこには、小学生くらいの小さな女の子が立っていた。





「え!?だ、誰?っていうか、どこから出てきて!」





「しー!大きい声出したらお母さん来ちゃうよー!」





ヤバっ!





「ご、ごめんね。あの・・・あなたは?」





「あ!申し遅れました!私、『人間消去サイト』の第二管理人、来美未夢です!」



< 18 / 68 >

この作品をシェア

pagetop