わたしを光へ。

Ⅰ 相澤 洸side



その日は朝からあまり調子が上がらなかった。



外は土砂降りでたまに雷なんかも光って、正に何かが起こりそうな。



この天気の所為なのか倉庫にいる人数もいつもより少ない。



幹部も俺と一緒に来た氷室しか今日は来ないみたいだし。



美月も来れないらしいし。



そういやマスクしてたけど、風邪気味だったのかな。



つまんねーなって氷室と何でもない話をずっとしていた。



いずれ真実、事実を知らなければいけない、知る日が来ると思いながらも、その日を先延ばしにしていた。



実際のところ俺は強く追求することも、本心を聞く覚悟も持ち合わせていない弱虫だったから。



だから急にその日が訪れたときには、どうなるのか自分でも全く分からなかった。



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