わたしを光へ。

「ちょっ…、美月ちゃん感動するの早くねー?」


一瞬、皆んなが驚いたように此方を黙って見つめ、


お調子者の古賀くんが笑いに変えた。


だけど心なしか赤くなってるその顔。


洸が私の右手を握る。


私もその左手を、強く握り返した。


決戦は一週間後の金曜日。


やっとこの長い関係に、終止符がーーー。






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