わたしを光へ。


「付き合っている人はいるよ」


「やっぱり!どんな人っ?」


興味津々と言ったように前のめりになって聞いてくる花那。


美月は洸を思い浮かべる。


「頼れる人…?」


そんな一言で形容できることでもないが、事実美月は洸に二度も助けられている。


「えーっ、会いたい!家に連れてきてよお姉ちゃん!」


とんでもないことを花那は提案してきた。


< 50 / 301 >

この作品をシェア

pagetop