恋愛スイーツ

奏也side




ななを起こして




また1階のリビングに

戻る。




ガチャ




ドアを開けると

ななの母さんが


朝食の準備をしていた。





「奏くん、ごめんね。あの子、なかなか起きなかったでしょ」





お皿に目玉焼きを置きながら



申し訳なさそうに言う。



「大丈夫っすよ。」



俺がそう言うと




「ありがとう。でも本当に七海なんかでいいの?」



「えっ??」




「だから、彼女よ!


だって奏くんモテるでしょ?


七海でいいのかって話」





「俺はなながいいんです。



てか、ななしか
無理なんです」




俺は真剣に言う。




「奏くん……ありがとう、よろしくね」





優しい笑顔で俺に言うななの母さんは




本当にななを大事に




思っているんだなって




わかる。






だから俺は
ななを絶対守っていく





< 63 / 114 >

この作品をシェア

pagetop