ただ愛してるだけ
司会 千葉夕陽・安宅慶人(sky blue)

「あの……安宅慶人さんって……」

私がスタッフの人に、確認しようとした時だ。

「すみません、遅くなりました。」

ドアが急に開いて、もう一人の司会者となる人が、入って来た。

私は立ち上がって、彼を迎い入れた。


「千葉夕陽と申します。」

「skyblueの安宅慶人です。」

彼はらしくないくらいに、私に頭を下げた。

「では、こちらの席へ。」

「はい。」

私が持っているイメージとは反対に、彼は礼儀正しかった。


「では、お二人揃ったところで、打ち合わせを始めましょう。」

スタッフの呼びかけに、私は資料に集中した。

「まずは千葉さん、音楽番組の司会は、初めてですよね。」

「はい。」

司会自体、初心者と言っていいレベルだ。
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