浮気という名を心の片隅に
「私も……、別れたい。」

私は、声を震わせながら伝えた。

「このまま一緒にい続けてもきっと、お互い幸せになれな

い。だから……、別れよう。」
 
私は、歯を食いしばった。

浮気してる事を今伝えてしまったら、私の人生が大きく変動

してしまうと確信したからだ。

そして、関係だって今以上に悪化してしまう。

何なら、このまま何も知らないほうが私は嬉しい。

そして、この言葉が彼と最後に交わした言葉になった。

もう会うこともできず、隣にもいなく、一人で生きていく人

生に逆戻りだけど…。


『君も私も幸せであってほしい。』






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