ノンフィクションにご注意を
「本当!?あっ、でも、私の部屋今ベッドの上に空のダンボール山積みなんだった……」


家でマンガを読む時はベッド上が多い私は、今度はヒューン…とテンションが急降下。


「………じゃあここで読んでけよ。ベッド座っていいぞ」


「ええ!?でもチョコ貰ってマンガ貸して貰って、その上ベッドまで借りるなんて、私ヒド過ぎるよ!」


「いいって…オレがなるべく早く“お兄ちゃん”に慣れたいだけだから」


「??」


ボソリと放たれた許斐君の呟きが、能天気な私に届く事は無かった。


「それじゃあ…ちょっとだけ失礼しますね」


「……おお」
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