ノンフィクションにご注意を
今の溝渕の格好は上は白のオフショルダーに、下はデニム生地のショートパンツ。


薄茶の肩より少し短い髪はうなじで1つにまとめられ、露出が多いのなんのって。


「ハァ……」


こんな格好でまだ明るいとは言え、1人でコンビニになんて行かせられない。


だから溝渕を引き止めてチョコレートあげたのに、流れで部屋の中に入れる事になるとは思わなかった。


溝渕はオレのため息に気づく事も無く、真剣にマンガを読んでいる。


「ちょっと溝渕さん?アナタ少し無防備過ぎやしませんかねぇ…?」


非難混じりの囁きを、彼女にバレぬ様繰り出した。
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