ノンフィクションにご注意を
もちろん東海林と佐渡を侮辱する事も許さない。


あの2人は知早と時雨が想いを寄せている女の子なんだ。正当な理由無く悪口を言うな。


「「「………」」」


いきなり氷に変身したかの如く暴言を吐きだしたオレに、3人組はポカン…と硬直。


そんなヤツ等を置いてさっさと歩き出すオレの口から、ポロリと本音が零れ落ちた。


「やっぱり……好きなんだよなぁ………」


『アタックすればいいじゃん』


3日前時雨に言われた言葉が、フラッシュバックする。


ずっと自分を縛り続けていた何かが、この日を境にゆるゆるとほどけ始めたのだった。
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