ノンフィクションにご注意を
数分後…布団の準備が完了して、私はうんと背伸びした。


これで今日の寝床は大丈夫……準備が終わったらなんだか、さっきまで張りつめていた気分が緩み出したよ………


「――――…んじゃあ、そろそろ寝るか?」


「あっ、うん、そうだね」


軽い眠気で目をパチパチしつつ許斐君に返事をして、布団に潜り込んだ。


許斐君も自分のベッドに横になったのだが、なぜだか電気を消す気配が無い。


「許斐君、電気消さないの?確か前に夜寝る時は部屋暗くする派だって言ってなかったっけ?」


「ああ…今日は点けときたい気分なんだよ。嫌なら消すけど」
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