ノンフィクションにご注意を
もしも溝渕を彼女にする事が出来たなら、オレ絶対かわいがって大切にするんだ。


「ファッ…そろそろ寝るか……」


まだ11時にもなってないけど、今日体育あったからねみぃ………


大きな欠伸をしながら、ベッドに潜り込む。


とりあえず日曜日は親父と芙美さんの仲を壊す様な事はしない様に、しっかりしなきゃな……


徐々に襲って来る眠気に身を任せて、ボンヤリとオレと親父と顔も知らない女性が3人でいる場面を想像する。


しかし…この時のオレは気づいていなかった。


平穏な日常に近づいて来る嵐にも、想像に“足りない”所がある事にも。
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