私、イケメン過ぎるドラキュラに一目惚れしました!
とても悲しい真実
とりあえず、私はトマトジュースは断った。


トマトは苦手なのよ~ごめんね。


『ねぇ、ケントって家族はいるの?』


『はい。ドラキュラの世界には人間さんのような小さな単位の家族は無いです。みんなが家族です。姿は全員違いますが、そのままの見た目で変わることはありません。ドラキュラは歳を取らないので』


え?


歳を取らないの?


だったら…


ケントはずっとこのままの姿ってこと?


す、すごい~!


このクオリティのまま生き続けられるなんて、本当にすごくない?


見た目がおじさんの人は、おじさんのまま歳を取らないんだよね?


ケントは…こんなに綺麗な顔で良かったね。


『でも、歳は取りませんが、僕達の寿命は100年です』


『えっ!100年?!嘘、100年経ったらどうなるの?』


寿命が決まってたら、いつ死ぬかわかっちゃうじゃない。


『100年経ったら消えてしまいます』


そ、そんな…


そんなこと淡々と言わないでよ。
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