この恋の終わりは
そこには
株式会社エムテク営業部
小川広翔
とその他に携帯番号や
メールアドレスが記されていた。


「あの…?」


「裏見て。俺のプライベートナンバー。
連絡してほしいんだ。」


言われた通りに裏を見ると
11ケタの数字が並んでいた。


今までもこんな事はよくあった。
だからいつも通り断ろうとしたんだけど―――


「俺も立候補する、
美羽ちゃんの彼氏に。」


何故か彼の強気な瞳に心が奪われ
NOと言う事が出来なかった。
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