溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
自信過剰な発言
正直、今ものすごく気まずい。

シーンとして、重々しい空間に差し出されたお酒も手付かずだ。

口火を切ったのはマスター。

「岳さー、楢岡さんのこと本気?」

いきなり核心に触れてストレート過ぎる発言に驚いた

「はあ?そんなことお前に関係ねぇー。」

うん、ですよね。

そりゃそう言いますよね。

「関係なくないんだよねー、これが」

「なんだそれ。」

「本気じゃないなら、俺、楢岡さん貰っていい?」

はいー?

またしてもいきなり?

さっきはそんなこと全然だったのに。

「ふっ。無理だな」

頬杖ついて、艶っぽい目で私を見る。

思わせぶりに、何か言いたげに憂いを含んで、、、。

「無理ってなんだよ。わかんないだろー。先のことなんて誰にも。」

「分かるよ。コイツは俺にしか溺れない。」

「なっ、、、何その恥ずかしいセリフ。人前で信じらんない。」

「うん、岳、さすがに俺も引くわ、、、」

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