溺れろ、乱れろ、そして欲しがれ
クリスマス仕様になってるらしい水族館へ行くことに。

手を繋ぐのも何度目だろう

初めて繋いだときも、ドキドキはしなくて、ただ温かくて優しい

安心感がただひたすらにあった。

慶太はドキドキするのかな。

不意に見上げると、慶太と視線がぶつかった。

「ねぇ、希は今何を考えてる?」

突然そんなことを言われ、戸惑いを隠せずにいると、慶太は更に続ける。

「希がさ、俺を見る目、すごく好きなんだ。だけど、同時に切なくもなる」

「、、、え?」

「確かめたいことがあるんだ。予定変更していい?」

「う、うん。」

なにがどうなってるか頭の整理がつかないまま、着いた先はホテル。

確かめたいことって、、、

「慶太?」

「今すぐ希を抱きたい。いい?」

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