“I've never been this much in love.”
「どこに居たんだよ、葵は?」



「ん?飯食いに行こうとして歩いてたら、悠をたまたま見かけて、話かけようとしたら修羅場だった…。

それにしても…ははっ…何でこんな目立つ場所で修羅場なんだ?」



……そんなのは俺が聞きたいよ。



『別れよう』
って、何度も彼女に告げた。



でも聞き入れてはくれなくて、

『お昼、どこで食べる?』

とか

『帰りに寄りたい所があるから付き合ってね』

とか、話を逸らされて、受け入れてくれるまで追い掛けて、彼女の肩に手を掛けて、もう一度告げた瞬間に…


バシンッ


と一撃。



今日はアイツに会う日だから、何としてでもタイムリミットは今日だったんだ。



自分勝手で申し訳ないけれど…





アイツの側に、

これからも居てあげたいんだ。



アイツが望む限りは、

ずっと―――……



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