年上彼氏に愛されて

お互いなにも知らない

数週間後また来た。

「こんばんは。
どぉ?考えてくれた??」

「こんばんは。
考えるもなにもお名前しか知りませんけど?」

「そうだね。何が知りたい??」

「歳はおいくつですか?」

「今年26」

「そうなんですね」

『26には見えない
もう少し若く見える』

「付き合ってくれる?」

「無理です。
名前と年齢しか知りませんけど?お互い。

簡単にお客さんと付き合ったりできません。

それに付き合うからには真剣に付き合いたいんです。
次付き合う人とは将来を考えれるくらいの真剣な付き合いをしたいのてす。」

「そっか。
でも、僕も軽い気持ちで言うてるんじゃないよ
僕の事ももっと知ってもらいたいし、葵桜ちゃんの事ももっと知っていきたい。」

その日からもちょくちょく来ては良く話しかけられ少し仲良くなった。
でも、そー簡単にお客さんと付き合ったりなんか出来ない。
だって、ここはパパのお店だから。
簡単に付き合ったりして、もしも最悪な別れ方をしたとしたらその人はもうお店に来ないようになるかもしれない。
そしたら、お店的にはお客さんを減らしてしまいマイナスでしかないから。
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