思いは海の底に沈む【完】
その策とは…。と疑問には思ったけど撮影に取材が立て込んでて

貸しきりプールの予定は緑川さんにお任せした



まぁ、だいたい予想つくけどねセパレート水着にするとか
秘密厳守のプールにするとか






プール当日、緑川さんの車に乗り着いた先は高級ホテルだった

ホテルの中にプールが何個もあるらしい


芸能人なのかセレブなのかサングラスをかけて顔をバレにくくしてる人が多いので安全に目的地に向かうことができた






そこで緑川さんに水着と外行き用の服を渡されたが…。


『緑川さん、待って。間違ってるよ。入れ替わってない?』

「え?合ってるわよ。アタシも着るし♪
だってご飯行くのにサングラスかけたままだと緊張が取れないでしょ?
それなら絶対にバレないって!女子会だと思えば!」




女子会って…。ここにまともな女子はいないのでは…?

いや、バレないのはそうだと思うけど
いや、でもこれは…。



手渡されたのはビキニだった。女物の
外行き用の服はロング丈のワンピース

しかも緑川さんは既にビキニを来ていた
しかも意外に巨乳…。





「あ、これ?最近豊胸手術したのよぉ~。どう?羨ましくなっちゃった?」

『いや、そんなに…。というか、俺が着たらまな板だし合わないんじゃ…』

「ちゃんと貧乳のを買っといたから大丈夫!じゃあ、先に行ってるね~♪」

『え?待って!』




え…。ここ、もう更衣室だし着るしかないのか…。




うん!ポジティブに考えよう。もしかしたらこの先女装の役が回ってくるかもしれないし、うん




とりあえず布の少ないビキニに袖を通した
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