好きな人とお兄ちゃん

『あ!』

紗凪が小声で言う。



『え?なに?』

結月が携帯から顔を上げると

『遥希と蒼志くん達だよ!』

紗凪が小さく指をさした。



ファストフード店の外で
遥希と蒼志が何人かの
男女のグループで
話しているのが見えた。

< 107 / 155 >

この作品をシェア

pagetop