好きな人とお兄ちゃん

『どんな男でも
認めないでしょ、あんた』

母は夕飯の用意をしながらため息をつく。


『いやー
俺の周りで言うなら……
蒼志みたいな奴ならいーかなぁ…』


結月は叶月の隣に座り
『ホント?!
蒼志くんみたいな子ならいーの?!』
と目を輝かせた。
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