幸福論
「......は?いやいやいや、有り得ない!
だって私は......
恋なんてしないって決めてるんだから....」

「分かってるよ?全部分かってる。
でもさ、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ
紺野さんのこと、信じてみてもいいんじゃない?」




志乃の目はいつにもなく真剣で、
冗談を言いってるんじゃないことぐらい
分かっていた。






「今のまこなら、恋、出来ると思うよ?」






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