『未成年』なんていらない
「いってえな…髪抜けたらどうすんだよこのゴキブリ女が!」

ドスッ

「ぐはっ……」

絵麗奈に思いっきり腹を蹴られ、栄華は咳き込んだ。

「いい?次私らに歯向かったらこんなんじゃ済まないからね?」

ペッと栄華の頭に唾を吐き捨てて、絵麗奈たちは席に戻った。


3年Ⅲ組の女王、荒野栄華は、女王の座から転落した。
< 72 / 172 >

この作品をシェア

pagetop