陽空〜甘酸っぱい恋の欠片見つけました~
「強気で……ってなにするの…」

「学校中にいち早く情報が回るのはあいつしか居ないしな」

俺がちゃんと守る。離れないでついてこいなんて、かっこよく言ってるし…でもそれが私の心を少し軽くする朔らしい。何があろうと私の前に立ってちゃんと守ってくれてるんだだから学校にも行くことが出来てる。

「朔…今年もっと朔と出かけたいな」

「お互い受験だろー?お前はギリギリなんだからしっかり勉強しろ。じゃねぇと…同じ大学行けねぇじゃん」

朔は私の方を一切見ないけど少し赤くなった気がした。同時に私も赤くなってるんだけど朔からそんなこと言われるとは思わなかった大学か…うん考えておかなきゃいけないことなんだね。朔は私と同じでいいのかな…もっと上に行けるはずなのに……

「大学で落ちぶれても助けてもらえないぞお前のこと知ってるやつ居ないとさー?」

「一瞬きゅんとしたのにその感情返してよ。まったく、一言以上に余計なこと言うんだから。朔は朔の行きたいとこ探していいんだからね?」

「はいはい。俺は俺なりに考えて言ったんだけどな……お前と同じがいいって」

朔と同じ学校…それはもちろん私もできれば同じが嬉しい今までも朔と同じ学校に行きたくて高校受験も頑張った勉強ができない私に教えてくれた朔のためにも頑張ろうって決めたから大学ももちろんそうしたいけど到底適わないくらい……差ができてる。同じ学校はもう無理かもなぁ
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