殺戮合宿〜モンスター〜
☆☆☆

合宿8日目。


いつ解放されるかわからない朝が来た。


あたしと麻由子は部屋を出て簡単に顔を洗い、そのまま休憩室へと向かった。


夜は浅野先生と俊和が交代で外を見張ってくれている。


休憩室に入ると和利と祐里の2人がソファに横になって眠っていた。


その奥の窓の近くには、浅野先生が座っている。


「もう起きたのか」


浅野先生が2人を起こさないよう、小声でそう言った。


あたしは頷き、麻由子と2人で浅野先生に近づいた。


外は白みがかってきたところで、霧が濃い。


「化け物は……?」


麻由子が浅野先生へそう質問すると「今のところは平気だ」と、言われてホッと息を吐きだした。
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