私の中にキミがいる限り
2人が肩を並べて歩く姿にあたしは唖然としてしまった。


なんで……?


明人君は透のことを犯人だと思っていたはずだ。


そして透は真犯人を知っていて黙っているのだ。


この2人が仲良くできるはずがないのに。


あたしは柱の陰から出ると2人の後を追いかけたのだった。
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