もののけ会社と甘いキス。

思惑。



「ふざけるな。響は、俺の女だ。
封印もコイツも触っていいのは、俺だけだ!!」

会長の態度にキレる社長だった。

「まぁ、九尾一族なら蓮でも別にいいのだけど
君の場合は、まだまだ子供だからね。
なかなか進展しないし……未だにキスぐらいで
封印すら解けていない。早くしないと
彼女が年をとってしまう」

「なら、彼女の初恋でもある私が
その任務をやった方が効率がいい……。
どのみち彼女に記憶を思い出させないと
力が開放されないし。それに
寝ている彼女を抱けば、抵抗されずに事が
進みやすい。
そうすれば封印も簡単に解ける」

フフッと笑いながら私のおでこに
軽くkissをしてくる会長。

すると、その態度に腹を立てた社長は、
強引に私を取り上げた。

「ふざけるな。響に触れていいのも
愛していいのも俺だけだ!!
それに親父は、母さんが居るだろ。
母さんを裏切るようなことをするんじゃねぇ!?」

社長の精一杯の言葉だった。

しかし会長は、クスッと笑った。

「だから君は、3歳児の子供だと言うのだ。
千年も生きる我々には、
早く死ぬ人間の女1人にかまけているより
1人でも多く子孫を残すために新しい女に
乗り換えた方がいいに決まっている。
百合子もそれは、理解をしていた」

「母さんを何だと思っているんだ!?
もういい。その役目は、俺が責任持ってやる。
あんたに任せておけるか。
響は、母さんのような思いはさせない。
絶対にだ‼️」

会長の態度に激怒してそう言った。
すると会長は、クスッと笑った。

< 273 / 351 >

この作品をシェア

pagetop