Typhoon Of Love
Ⅵ章 台風一過
① (叶美サイド)
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いつも部活がある時は、吉井くん…いや、龍人と一緒に帰ってる。

今はテスト前だから、別々に帰る。
…一緒に帰っちゃうと、話が止まらなくて、勉強する時間が無くなっちゃうから。


でも今日はとても見せたいものがあって…。

遊園地のチラシなんだけどね。
テスト終わったら2人で行きたいなあ…なんて思ってる。



私はチラシと鞄を握り締めて、龍人のクラスの教室へ向かった。



「吉井くん、いる?」



私は一番近くにいた女の子に声を掛けた。



「あ、結木先輩!!えっと、吉井くんなら綺麗な女の人に呼ばれて、一棟の方に行きましたよ」



―…え?!

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