ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~



もちろん周りはびっくりで、IT企業につとめているという男の人も目が点になっている。




「えっ!!」

「これって、告白?」

「ちょっ、ダイ。本気?」


友達も姉であるユミもこれでもかって位に目を丸くして、驚きを隠せない。

でも、1番度肝をぬかされたのは私の筈だったのに。
今頃になってアルコールがまわってきたのか、状況をよく理解出来なくて言葉が出てこない。




「ほら、出るぞ」


そう言ってダイは私の手を無理矢理引っ張った。



「っ……、ダイ?」


意識がポヤーッとする中、お店の中の人達を掻き分ける。扉を開けたところで、ユミの声が聞こえた気がした。


< 82 / 124 >

この作品をシェア

pagetop