ピーターパンに恋をして~親友の弟(大学生)と再開しまして~



「ダイが先生なんて変なのー」

「うるせーな」

「だってさー……」

「あのさ、公務員になれたら本気で結婚考えてくれる?」

「は、はぁ?」

「最初はそんな貰えないけど、ボーナスは結構いくし」

「はい?」

「昇給も保証されてるし」

「ちょっと、待ってよ」

「それでもいーよ?将来アリカが結婚してくれるなら」


ダイは一体、私を何だと思ってるのか……。
30歳目前とした結婚に相当飢えた奴だと思い込まれてるのだろうか。



「……うん、分かった」

「え?」

「わ、私は夢に向かうダイの隣を歩いていきたい」

「それってどういう……」






「よろしくお願いしますってこと!」


< 92 / 124 >

この作品をシェア

pagetop