大好き、だからずっと一緒にいたい·····
仕事も減るかも知れない…

全部、私が、ずっと心配してること。

私と付き合うことになって、悠介君が得することなんて、何もないんだ。

改めて考えたら、悲しくなるよ。

香さんの言う通り、立場、身分?…全然違い過ぎる。

やっぱり恐れ多い恋愛だったんだよね…

今になって、怖くなるなんてね。

悠介君が優しかったから…

悠介君の言葉が嬉しかったから…

悠介君の心も、顔も、声も…

今はもう、全部好きになってしまってるから。

どうしよう…

悠介君…

どうしたらいいのか、わからないよ。

『…悠介君は、こんな優柔不断な私を、本当に好きでいてくれてるのかな…』

こんなこと言ったら、また、悠介君は怒るんだろうな…

つぶやきながら、私は、テーブルに顔を押し付けて、うなだれた。



< 72 / 92 >

この作品をシェア

pagetop