記憶をなくしたキミ


「では今日の授業はこれで終わりです。保護者の皆様もありがとうございました」


先生の 言葉で授業参観は終了した


「春乃ー帰るわよ」


はぁーいと気の入ってないような

返事をしてお母さんの元へ


「お昼、何食べたい?」


「んーパスタかな」


お母さんに聞かれ普通に答えた私だけど、


「あ、パスタいいわね!」


それに答えたのはすみちゃんだった





もしかして、、、、、




「そうちゃんは?」


本人に聞こえないように母達にそっと聞く


「もちろん行くわよ?」


んんえええ!?


それって、大丈夫なの!?


私とそうちゃんが一緒にいて大丈夫なの!?




「大丈夫よ、春乃ちゃん。安心して?」



私の心を感じ取ったのか、母2人はニコッと微笑んだ



「母さんおまたせ」



そのときちょうど、頭上からそうちゃんの声が降ってきた


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