記憶をなくしたキミ


「次の問題は当てるぞ、今田」


ふと名前を呼ばれ前を向くと、先生と目が合う。


「x=12です」


案外真面目な私は、課題は家できちんとやるタイプ。
だから当てられても困ることはほとんどない



一回当てられたからこれで安心して眺めることができる。



キミを見てると1時間なんてあっという間なんだ


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